温泉気分な映画
映画好きなので、映画であればわりにどんなジャンルでも観るのだけれど、
どちらかというと昔から、暗い・重い・悲しい・不条理系の映画が好き。
若い頃は、気持ちが落ち込んでいる時も、暗〜い映画を観て、
さらにどっぷりと暗〜くなるといった、自虐的な?楽しみ方をしていた。
なので、20代のころは、コメディやファンタジー風のものは、
まず自分からはほとんど観にいかなかったかな〜。
そんなころ、バイト先の年上の知人の女性が、
「そうねえ〜、重い映画も好きだし、昔は好んで観たけれど、今は
心がほわっとハッピーになるような映画が観たいわね。」と言うのを聞いて、
ふ〜ん、そんなものかな・・・・と、不思議に思っていた。
私も小娘で生意気だったしね〜。
その方は、長いこと演劇関係の仕事に携わり、
映画、演劇はもちろん、伝統芸能などにも造詣が深く、
一番好きな演劇は、テネシー・ウィリアムズの「欲望という名の電車」。
ユージン・オニールの戯曲などにも傾倒していた。
年齢的には、私の母世代くらいの方だけれども、
仕事帰りによく一緒に映画を観に行ったり、
いろいろなところに連れて行ってもらったりして、
プライベートなことから、好きな映画や本の話などをしたものである。
その知人が、「最近好きなのはデンゼル・ワシントンやケビン・コスナーの
楽しくて夢のあるラブコメ風作品」と言っていたのには、ちょっと意外な感じを受けた。
「現実にはいろいろあるでしょ。映画くらい、ふわっと気持ちが軽くなるようなものが
いいのよ。」という彼女の心理は、そのときはあんまりよくわからなかったな〜。
しかししかし、それから十数年。
あれほど好きだった「重・暗」映画に触手が伸びないことが多くなってきた今日この頃。
観たいんだけど、今日は軽いのにしとくか〜・・・・と、
まるで、ステーキもいいけど、今日はお茶漬けかな〜・・の心境である。
何にも考えなくてもいいアクションものに手が伸びたりもする・・・・
前はほとんど観なかった、べたべたなラブコメをまとめて借りちゃったりもする・・・・
そういや、私の母も「気分がすっきりするし、よけいなことを考えなくてすむ!」と言って、
映画は、アクションものや西部劇ばかり観てたな〜。
そんな私の「ほわっと」したい時、お気に入りのベタな映画はこれ。
韓国作品のリメイクで、本家の韓国版は観ていないのですが、
時空がずれて恋に落ちる系のラブストーリー。
サンドラ・ブロックとキアヌ・リーブスという安定感ある?組み合わせ。
キアヌの演技が、ものすごくへたくそなんだけど、
そんなことは、まあどうでもいいです。
ハリウッド作品にしては、しっとり落ち着いた、自然な感じで、
まさに「ふわりと暖かい気持ちになれる」一本。
ラストはもちろん、ハッピーエンド。
劇中とラストに使われている、ポール・マッカートニーの曲もいい。
ポールの声は、暖かく幸せな響きがあるから。
ジョン・レノンとは対照的だな。
私は昔から絶対ジョン派ですが、こういう場合はポールがいいね。
くたびれちゃった時は、「イルマーレ」をぼーっと眺めながら、
ほわっと気分に浸ってしまう今日この頃なのだ。
(疲れてほわっとしたいって、なんだか温泉みたいだな・・・・)
もうちょっと、笑いたい時はこれもいい。

2003年 アメリカ映画「恋愛適齢期」
邦題がひどいけど、楽しい!
ジャック・ニコルソンに1票!!
そういえば、これにもキアヌがでてるなあ・・・・
とくにファンではありませんが、彼は「温泉」効果があるかもしれない。
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